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理事長挨拶

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ご挨拶

 平成16年に発足した「長崎嚥下リハビリテーション研究会」では、現在の病院,施設入所者の嚥下障害の有病率が、医療療養、介護療養、老健、特養で4 割を超え、特に療養病床で高率でありながら、摂食・嚥下障害への評価、対応に当たる専門職として摂食・嚥下認定看護師の在籍は30〜36%であり、かつ言語聴覚士のそれは33%(特養)にとどまっている現状を踏まえ、肺炎の予防に加え介護者の負担軽減を考える上でも高齢者の食べる楽しみを支えることが課題と考え、このために特に専門職に対する指導・研修活動、さらに市民に向けた啓発活動等を行ってきました。
 その内容は、(1)摂食・嚥下障害患者さんへの精神面における支援(具体的には「摂食・嚥下コーディネーター」の活動を通して)、(2)看護・リハ職、栄養関連職員、介護スタッフへの技術指導、(3)嚥下リハビリテーション機器の研究と開発(具達的には呼吸訓練に有効な「吹き戻し」)、(4)摂食機能・嚥下障害に関するコーディネーターの育成、(5)上記に関連する最新の情報提供、(6)「市民公開講座」を通して市民への啓発活動,(7)介護食レストランのオープン、等を幅広く展開してまいりました。
 この10年間における受講者総数は、延べ3000名。
 今後は法人化を通じて、社会的に認められた公的な組織としてこれまでの活動の継続に加え行政機関との連携まで含めた、より多方面の活動に努めていきたいと考えます。そうした様々の活動を通じて、地域の医療・福祉関連施設における摂食・嚥下困難高齢者(患者)への支援活動をより一層充実させていきたいと思います。

設立の目的

在宅高齢者および地域の医療・福祉関連施設における摂食機能障害者への食支援活動

設立年月日

平成16年4月1日

会員数

現在 681名(これまでに資格取得した「摂食・嚥下コーディネーター」数)(注:2017年6月現在)

第68回保健文化賞受賞